投資と呼ばれる商品には、バイナリーオプションだけではなく、株やFX、先物などレートと呼ばれる値が上下することで、利益を生み出すことができます。
確かに上がるか下がるかの2択ですが、より勝率を上げるためには、過去の値動きを調査して、未来の動きを予測させることが必要です。
ここでは、そんなテクニカル分析について紹介していきます。
チャートについて

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バイナリーオプションやFXなどは、チャートと呼ばれるグラフを見てエントリーします。チャートは横軸に時間、縦軸は各通貨ペアのレートを表わしています。
各時間に対しての通貨レートをプロットしたものがチャートであります。横軸のひとつのマス目は足という言い方をしています。5分足であれば、5分毎のレートを、1時間足であれば1時間ごとのレートを表示しています。
また、この時間足は1分、5分、15分など短いものから、1日、1週間、1か月などの長いものまで表示させることができます。
バイナリーオプションでもさまざまな取引時間がありますが、表示させるチャートの時間足もその取引時間に合わせて表示させる必要があります。
例えば、1分のバイナリーオプションで取引しているのに、1時間のチャートを表示させても、あまり意味はありませんよね。
時間足の説明はこれくらいにして、このチャートを使っての分析には大きく2つの分析方法があります。ひとつはトレンド系の分析とオシレーター系の分析です。
トレンド系指標
チャートを見ていると、一定の値幅で動いている箇所とずっと同じ方向で動いている箇所(右肩上がりや右肩下がり)があります。一定の値幅の中でレートが上下している相場のことをレンジ相場、同じ方向で動いている相場のことをトレンド相場と言います。
一般的に相場の7割がレンジ相場、残り3割がトレンド相場と言われています。レンジ相場はレンジの上で売って、下で買えばいい、トレンド相場は右肩上がりであればずっと買えばいいし、右肩下がりであればずっと売ればいいのです。
トレンド系の指標は先程のトレンド相場にマッチしたテクニカル分析です。今はどんなトレンドなのかな?とかトレンドが発生した状態で使えるツールというわけです。どちらかというと中長期の売買に適していると言われています。バイナリーオプションにおいては、1時間以降の取引に向いてるのではないでしょうか?
トレンド系指標のメリットとしては、視覚的にトレンドの大きな流れを確認できます。デメリットとしては、相場の転換(反対方向に動く)に対する反応が遅いことです。そのため、トレンド系の指標は順張りと呼ばれる方法に適しています。順張りとは、トレンド方向と同じ方向にトレードするやり方(上昇トレンド(右肩上がりの状態)で買いでエントリー)です。
代表的なトレンド系指標を以下に記載しておきます。
・移動系平均線
・ボリンジャーバンド
・一目均衡表
オシレーター系指標
トレンド系指標と一緒によく使われる用語としてオシレーター系指標というものがあります。これはトレンド系が順張りであることに対し、オシレーター系は逆張り適していると言われます。そもそもオシレーターとは、あまり馴染みがないかもしれませんが、日本語にすると「振り子」という意味です。振り子というとどのようなイメージがありますか?
振り子は右に左に一定の幅で行ったり来たりしていませんか?相場もこれと似たような感じで上がったものは下がるという性質があります。
つまり、オシレーター系指標はそんな振り子のようなレンジ相場に適したテクニカル指標になります。上がったものは下がる、下がったものは上がる、つまり逆張り的に使える指標で、為替レートが買われ過ぎの状態や売られ過ぎの状態を表わすものになります。
バイナリーオプションは短期の取引時間が人気なので、買われ過ぎたものは元に戻るこのオシレーター系指標を使って取引をしている人が多いです。
代表的なオシレーター系指標を以下に記載しておきます。
・RSI
・ストキャスティクス
以上のように、テクニカル分析について紹介していきました。チャート分析を征する者はバイナリーオプションを征すると言っても過言ではありません。バイナリーオプションの取引が有利になるよう、テクニカル分析を学ぶのもいいのではないでしょうか?