FX取引業者で取引を行うときに必要なツールとして、チャートがあります。
このチャートですが、オリジナルで提供しているFX業者も少なくありません。国内FX業者はほとんどがオリジナルのチャートを提供しています。しかしながら、オリジナルの取引ツールとなると、開発費だったりメンテナンスなどかなりの費用が掛かってしまいます。
そこで、世界に目を向けると、標準的に使われている取引システムがMT4(メタトレーダー4)です。ロシアのMetaQuotes社が開発したFXトレーディングソフトで、プログラミングさえできれば、新しい機能が追加できたりするソフトです。最初からさまざまなインジケーターがパッケージされてあり、オリジナルのインジケーターを追加することも可能です。
このようにカスタマイズがそれほど難しくないのも人気の理由です。
しかも、各FX業者のHPなどから無料で入手することができます。
そんなMT4での基本的な使い方について紹介していきましょう。
ローソク足の表示方法
MT4をダウンロードして立ち上げた際、ローソク足はデフォルトで設定されていません。ここでは、そのローソク足の表示方法を説明します。
MT4画面上部のアイコンをクリックしてください。以下の図で赤丸で囲ったアイコンです。
このアイコンをクリックすると、チャートがローソク足になります。ただ、デフォルトの状態ではローソク足に見えないことが多いです。それは、縮尺が小さすぎるからです。したがて、横にある+の虫眼鏡アイコンをクリックします。
すると、チャートが拡大されて、ローソク足がわかりやすく見えます。
通貨ペアの設定方法
つづいて、通貨ペアの設定方法について紹介します。
通貨ペアは画面右上の気配値表示アイコン(以下の図)をクリックすると、左端に表示されます。
クリックすると以下のような画面になります。
通貨ペアリストが表示されました。ここでチャートで表示したい通貨ペアを探して、右クリックからチャート表示を選択すると、その選択した通貨ペアがチャート上に表示されます。
左側の項目の中に、探している通貨ペアが見つからない場合があります。
その場合は、とりあえず通貨ペアを選択し、「すべてを表示」をクリックします。
すると、FX業者で提供している通貨ペアすべてを表示されることができます。
時間足の設定法方法
チャートでは1分足から月足までさまざまな時間足を見ることができます。ここではMT4での時間足の設定方法を紹介します。
まずは下の図を見てください。
画面中央に、M1・M5・M15・M30・H1・H4・D1・W1・MNというアイコンが並んでいます。これが時間足を切り替えるアイコンです。
MはMinutes(分)のM、HはHour(時間)のH、DはDay(日)のD、WはWeek(週)のW、MNはMonth(月)のMNです。表示させたい時間足をクリックすればいいだけです。
チャートの整列方法
さて、FXでトレードをするには複数通貨でトレードを行う場合が多いです。そのため、チャート上にドル円とユーロドル、ポンドドルを同時に表示させたいということもあります。MT4ではチャートを分割してすべての通貨ペアを表示させることが可能です。
以下の図を見てください。
図にあるウィンドウの整列アイコンをクリックすると、画面が分割して以下のように表示されます。
この画面であれば、複数の通貨ペアを同時に見ることができ、非常に便利です。
なお、ひとつの通貨ペアを画面いっぱいに表示したい場合は、表示している通貨ペアの青色の部分をクリックすればOKです。
以上のように、MT4の基本的な使用方法について紹介していきました。MT4は非常に使い勝手がよい取引ツールでFX業過ではいまや当たり前のように使われているものです。ぜひ使いこなして、トレードの役に立てるようにしましょう。